Apache

【超絶初心者向け】Tera Termを使ってWEBサーバを設定してみる。

ごあいさつ

こんばんは。
初心者に寄り添う初心者、もに倉です。

今回は、Tera Termというターミナルエミュレータを使用して
EC2にSSH接続し、WEBサーバを構築する方法をご説明します。
※タイトルにあるよう、超絶初心者向けです。

今回のブログは「なぞっていればなんかWEBサイトができている」というかんじです。
気になったことやわからなかったことは検索して深堀してください!

なお、EC2の作り方については下記ブログをご覧ください。
※下記ブログの方法でEC2を作成してあるていで進めます
【超絶初心者向け】これだけでEC2を無料で建てられるブログ。前編
【超絶初心者向け】これだけでEC2を無料で建てられるブログ。中編
【超絶初心者向け】これだけでEC2を無料で建てられるブログ。後編

やること

1.Tera Termをインストール
2.EC2にSSH接続してみる
3.Apacheをインストール
4.テストページを作成
5.ブラウザからページを確認

意外とさっくり終わるので、さくさくやっていきましょう。

1.Tera Termをインストール

そもそもターミナルエミュレータってなに?

めちゃくちゃにざっくり説明しますと、「コンピュータに接続して、
コマンドとかを使うことができるソフト」です。

Windowsをお使いの方であれば「コマンドプロンプト」というソフトの
存在をご存じかと思いますが、あれもターミナルエミュレータの一種です。

上記画像のように、黒い画面に白い文字でカタカタカタカタやるやつですね。
映画に出てくる悪げなハッカーなんかが使っているようなアレです。

これを使うと、文字(コマンド)を打つだけでフォルダの操作ができたり、ファイルを作ったりできます。


さて、解説もそこそこに、まずはインストールをしないと始まりません!

以下のURLから、最新のものを選んでダウンロードしましょう。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
※.exeをダウンロードしたていで説明していきます。

まず、ダウンロードしたものを起動します。
※「セキュリティの警告」が出たら「実行」を選びましょう。
「セットアップに使用する言語の選択」は好きな言語をどうぞ!

セットアップウィザードが開始されたら、以下のように進んでください。

「使用許諾契約書の同意」画面は内容を
よく読んでから「同意する」を選択してから次へ

「インストール先の設定」はとくに変更する必要はないので次へ

「コンポーネント」は「コンパクトインストール」でOK
※必要なものがあれば選択してください
※後でも設定できます

「言語の選択」は好きな言語をどうぞ!

「プログラムの指定」は変更の必要がないので次へ

「追加タスクの選択」は「.ttlファイルをttpmacro.exeに関連付ける」を選ぶと
マクロを使うときに便利なので選択しているとよいかも。
※マクロについてはググってください

「インストールの準備完了」画面が表示されたら
インストールをクリックし、しばし待てば完了です。

これでtera Tarmが使えるようになりました!

2.EC2にSSH接続してみる

では、先ほどインストールしたTera Tarmを使ってEC2に接続してみましょう。

接続には接続先のサーバのIPと、ユーザ名、パスフレーズや秘密鍵が必要です。


EC2のIPは画像赤の部分に載っています。
(塗りつぶしているからわかりづらいけど本来は数字が書いてある)

これを確認したら、Tera Tarmを起動しましょう。

※私は設定でピンク背景にしていますが、本来は黒背景でかっこいい画面が出てくるはず

「ホスト」欄に先ほど確認したIPを入力し、「OK」をクリック。


さすればこのような画面が出てくると思いますが、
「このホストをknown hostsリストに追加する」に
チェックが入っていることを確認して続行。


すると、認証画面が現れます。

ユーザ名は「ec2-user」 ※OSが「Amazon Linux」の場合
パスフレーズは空白。
認証方式を「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」にして、
秘密鍵はEC2を作成する際に設定した鍵を選択しましょう。 ※なかったら詰み

もろもろ入力できたらOKを押して――

接続完了です!

3.Apacheをインストール

それでは、Apacheをインストールしていきましょう。

Apacheとは


WEBサーバ用のソフトです。←なんだそれってかんじかもしれません。
(WEBサーバ用のソフトはほかにもいろいろあるのですが、今回はApacheでやっていきます)

そもそもサーバは、建てただけではただの箱です。
箱の中にいろいろと要素を入れていくことで、WEBサイトを表示させるためのWEBサーバになったり、
アプリを動かすためのアプリケーションサーバになったり、いろいろとできるようになっていくのです。

今回はWEBサーバを設定するのが目的なので、その目的にあった要素を詰め込みます。
詰め込むものがこのApache。ざっくりそんな認識でいきましょう!


インストールは超簡単です。

まず、ec2-userからサーバ上の操作がなんでもできるスーパーユーザに変身します。

sudo su -

それから、yumコマンドを使ってApacheをインストールします。

yum install httpd -y

※サーバ上ではApacheさんは「httpd」と呼ばれている

(略)
Installed:
  httpd.x86_64 0:2.4.54-1.amzn2

Dependency Installed:
  apr.x86_64 0:1.7.0-9.amzn2                          apr-util.x86_64 0:1.6.1-5.amzn2.0.2
  apr-util-bdb.x86_64 0:1.6.1-5.amzn2.0.2             generic-logos-httpd.noarch 0:18.0.0-4.amzn2
  httpd-filesystem.noarch 0:2.4.54-1.amzn2            httpd-tools.x86_64 0:2.4.54-1.amzn2
  mailcap.noarch 0:2.1.41-2.amzn2                     mod_http2.x86_64 0:1.15.19-1.amzn2.0.1

Complete!

だらららら~っと文字が流れて、最後に「Complete!」と出ればインストール完了です。

Apacheを起動

さて、インストールしただけだとApacheは起動していないので使えません。

以下のコマンドで起動させましょう。

systemctl start httpd

上記コマンドを打ったあと、下記コマンドで確認。

systemctl status httpd

↓のように「Active: active (running)」と表示されていればOKです!

● httpd.service - The Apache HTTP Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/httpd.service; disabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since Fri 2022-11-11 05:50:02 UTC; 1min 27s ago
     Docs: man:httpd.service(8)
 Main PID: 3490 (httpd)
   Status: "Total requests: 0; Idle/Busy workers 100/0;Requests/sec: 0; Bytes served/sec:   0 B/sec"
(略)

4.テストページを作成

それでは、実際にWEBブラウザ(chromeとかedgeとか)から表示できるページを作ってみましょう。

まず、ドキュメントルートへ移動

cd /var/www/html

※ドキュメントルートとは、WEB上に公開したいもの(ページなど)を置く場所のことです

そして、テストページを作成

vi index.html

↑のコマンドを打つと、このような表示になると思います。

この画面で、「i」を押すと、画面下に「INSERT」と表示されるので、
そうなってから「test」と入力してみましょう。

打てたら、Escキーを押してから「:wq」と入力してエンター!
これでテストページが完成しました。

5.ブラウザからページを確認

さて、ブラウザから確認してみましょう。
アドレスバーにサーバのIPを打ち込んでエンターを押すと……

表示されました! うれしいね。
さっきのviコマンドのときに別の言葉を打ち込んでいたら、ちゃんとその言葉が出てきますよ~。

よくある質問

Q.なんかうまくできなかったんだけど!
A.手順通りにやりましょう! 絶対できる。
慣れないうちはアレンジすな。

Q.○○ってなに? このコマンドの意味ってなに?
A.しらべて!!!!

あとがき

ほかにもIPじゃなくてURLでアクセスできるように設定したり、もっとちゃんとしたサイトを
作ってみたりもできますが、今回はすごく初歩的な部分しか説明していないので、
これ以上をやってみたくなったらいろいろ調べてみてくださいね!

サーバは怖くない。

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