元エンジニアで現在はマーケティング部の部長、彼の日々は数字と戦略、そして新たな可能性への絶え間ない探究から成り立っていた。だが、そんな彼の心に一つの出来事が刻まれていた。それはちょうど一年前、ある企業の導入事例のインタビューで初めて出会った「ミニチュアのパタパタ」だ。
あの日のインタビューで見た「ミニチュアのパタパタ」は、彼の心に深い印象を残した。その動き、その音、そしてその存在感。彼は思わず「いつか、自分もパタパタさせたい」と心の中でつぶやいた。
そして今年、そのチャンスが訪れた。彼の部署が展示会に初めて出展することになったのだ。しかも、年間に四つもの展示会に出展予定だった。だが、その準備は彼が思った以上に大変だった。展示物、パンフレット、装飾、スタッフの手配…。だが、その中で彼はあの「パタパタ」を思い出した。サービス名でパタパタさせられるのではないか? 展示会の装飾として活躍してくれるのではないか? と。
早速彼は、導入事例のインタビューをしたA社のBさんに連絡を取った。するとBさんは快く快諾し、実機を触らせてもらうことができた。その時、彼の手に伝わったパタパタ感は想像以上に心地よく、彼の意欲を一層高めた。
さらに驚いたのは、Bさんがモーターを使って自動で動くパタパタを見せてくれたことだ。展示会で手動で回し続けるのは大変だし、置き場所にも困る。だが、このモーターがすべてを解決できると彼は確信した。自分たちのサービス名がついたパタパタを動かしたい。その思いは強く、止まることを知らなかった。
だが、一つ問題があった。彼には電子工作のスキルが全くない。モーターを触ったのは、小学生の時に遊んだミニ四駆の時だけだった。だが、彼はあるアイデアを思いついた。社内にはエンジニアがいる。彼らなら、きっとなんとかしてくれるはず...
目次
停車駅
始発駅:企画編
こんにちは。「彼」あらためマーケティング部の浅見です。
突然の技術ブログにそぐわぬ文章でしたが、今回の企画の背景や思いをChatGPTに伝えて、ドラマチックな文章に仕上げてもらいました。便利な世の中になりましたね。
現在ディーネットでは、一つのプロジェクトが進行しています。その名も
- 【STAR★FLAP 出発進行!】各駅停車「自動パタパタ展示」行き プロジェクト
Information:パタパタとは
まずは、今回のプロジェクトの元となる製品「パタパタ」についてお話ししましょう。
正式名称は、反転フラップ式案内表示機といいます。反転フラップ式案内表示機は、駅や空港で見かける大きな表示板の一種です。
それぞれのフラップ(板)には文字や数字が書かれていて、それが回転することで、電車の発車時間や行き先を知らせたりすることができます。それぞれのフラップが一斉に回転する音は、特徴的で親しみやすい音なので、「パタパタ」とも呼ばれています。
パタパタのメンテナンスを続ける表示機メーカー「株式会社星光」
実はこのパタパタ、表示数の問題や保守部品の枯渇等により、そのほとんどがLED式や液晶式の表示機に置き換えが進んでおり、絶滅危惧の危機に瀕しています。そんな中でも、30駅近くで現役稼働しており、正確な旅客案内を続けています。
そのパタパタの保守維持管理を行っているのが、株式会社星光さんです。今回A社さんとして登場いただいた会社さんでもあります。その星光さんが、本気で作るミニチュアフラップこそが「STAR★FLAP」です。
株式会社星光:https://hoshimitsu.co.jp/
導入事例:https://denet.ad.jp/case/hoshimitsu/
「STAR★FLAP」について、説明するよりも実際に見たほうが早いということで、星光さんのTwitterから動画をご覧ください。
?? ? ??<動画バージョン?
(パタパタの音よりもモーター音の方が大きいけど…)
※使用しているミニチュアパタパタの表示内容は仮の物です#ミニチュアパタパタ#星光ミニチュアフラップ#企業公式 pic.twitter.com/gJqpqxRCpo— ほしみつデザイン室 (@d_hoshimitsu) November 9, 2022
左上でパタパタしているのが「STAR★FLAP」になります。素敵ですね。ちなみにこのジオラマは担当者さんが作ったそう。圧倒的にクオリティが高いです。
2022年の鉄道技術展(大阪)で試作品を展示したところ、商品化への期待や購入の希望が多く、現在では横浜マリノスや阪急電鉄とのコラボレーションが実現しています。
阪急電鉄/岡本駅下りホーム:https://www.hankyu.co.jp/railfan/news_event/2023/000565.html
横浜Fマリノス/パタパタ順位表:https://www.f-marinos.com/news/goods/4995
出発進行:各駅停車自動パタパタ展示 行き
今回、星光さんが販売する「STAR★FLAP」をカスタマイズしていただけることになりました。ディーネットオリジナルのパタパタを自動で動くようにパワーアップさせて、展示会で利用する。というのがプロジェクトの目的になります。
エンジニアに相談したときに作ったロードマップはこんな感じです。
どこかで見たことある雰囲気の絵と思ったあなた。はい、正解です。ちょうどこのとき、「Dr.STONE」を大人買いしていたので、仕上がり具合はさておき、Dr.STONE風に仕上げております。
【PR】この絵を見てワクワクしたあなた。エンジニア向きです。カジュアル面談で会いしましょう【PR完】
あらためて見るとざっくり感がすさまじいですね。今回のプロジェクトは、このロードマップをエンジニアに相談したところからスタートしています。ディーネットは業務で電子工作をすることは基本的にはないのですが、多くのエンジニアが集まってくれました。
はたして、無事にパタパタを自動で回かし、展示会に持ち込むことはできるのか?
その結果は、連載をお楽しみ。
実際のパタパタを見たい方は、こちらのフォームへ登録ください。出展イベント情報をお知らせいたします。
お客様の課題ヒアリングと提案活動をメインに行っていましたが、2021年からはマーケティング担当として活動しています。技術ブログはもちろん、様々な形でディーネットの取り組みについて発信していきますので、よろしくお願いします!
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