RDSのデフォルトパラメータグループを変更する

こんにちは。
快適な季節がやってきて嬉しいSRE課の栩野です。

RDSでDBインスタンスの新規作成時に[DB パラメータグループ]の設定を変更せず
そのまま作成すると、いい感じに設定されたデフォルトパラメータグループがアタッチされるのですが
デフォルトままでは後からパラメータを変更したいと思った時一切変更することが
できない状態になっています。

▼DBインスタンス新規作成時の設定画面

もしデフォルトパラメータグループのパラメータを後から変更したい。といった場合は
新しく別のパラメータグループを作成し、DBインスタンスにアタッチして付け替える必要があります。

※デフォルト以外の新規で作成したパラメータグループの場合は
　後からパラメータを変更することができます。

パラメータグループを付け替えて反映させる際には DBインスタンスの再起動が必要 になり
またこの変更はメンテナンスウィンドウを使った反映が行えず手動でDBインスタンスを
再起動して反映させる必要があります。

なのでDBインスタンス新規作成時は、あらかじめ用意したパラメータグループをアタッチすることを推奨しますが、今回は後からデフォルトパラメータグループを変更する手順を紹介していきます。

デフォルトパラメータグループの変更手順

デフォルトパラメータグループから新規作成したパラメータグループに変更する手順は
ざっくりとまとめると以下のような流れになります。

ではそれぞれ説明していきます。

新しくアタッチするための新規パラメータグループを作成していきます。

今回はmysql8.0の設定を例に、デフォルトパラメータグループと全く同じ設定内容の
新規パラメータグループを作成する方法として説明してきます。

左タブから[パラメータグループ]を選択し、右上の[パラメータグループの作成]をクリックします。
mysql8.0のデフォルト設定と合わせる場合[パラメータグループファミリー]は[mysql8.0]を選択します。
[グループ名]と[説明]は分かりやすいものを入力し、設定内容に問題がなければ右下の[作成]をクリックします。

(最初 . が使えなくて警告でました。)

左タブから[データベース]を選択し、対象のインスタンスにチェックを入れて[変更]をクリックします。
[データベースの設定]から[DB パラメータグループ]の設定を現在の[default.mysql8.0]から
先ほど作成した[custom-mysql80]に変更します。
変更はそこだけなので一番下までいって[次へ]をクリックします。
確認画面で、変更のスケジュールうんぬん言われますが、パラメータグループの変更はどちらを選択しても自動で反映されないので注意が必要です。
なのでそのまま[DBインスタンスの変更]をクリックして完了させます。
以下画像の通りに対象インスタンスの、[設定]タブの項目内でパラメータグループの状態を確認すると
変更直後は(適用中)のステータスになり、その後(再起動の保留中)と遷移します。
設定の反映には手動でのDBインスタンス再起動が必要になります。

↓↓

それでは設定反映のために、DBインスタンスを再起動します。

[データベース]をクリックし対象DBの左側にチェックを入れ、[アクション]から[再起動]をクリックします。
再起動後は対象インスタンスのステータスが[利用可能]になるまで待ちます。
[利用可能]になれば対象インスタンスをクリックし[設定]タブからパラメータグループが
(同期中)のステータスになっていればパラーメタグループ変更の反映が完了です。