目次
ご挨拶
お疲れさまです、寺井です。
2024/9/7に参加した「四国クラウドお遍路 2024 in 高知 - 四国でもIoTやAIなどの最新クラウドサービスを活用してみよう -」の参加レポートになります。
四国クラウドお遍路 とは
四国クラウドお遍路 は、クラウド活用をめざして発足した四国各県のJAWS-UG(Amazon Web Service ユーザ会)と合同で開催しています。コミュニティイベントを通して、クラウドの技術や活用について共に学び、交流し、情報を共有する活動などを行っています。
クラウドお遍路
一昨年から3年連続参加&登壇させていただいているイベントです!
毎回登壇の機会をいただけて、嬉しい限りです…🙏
これまでのイベント参加については以下ブログにて。
1回目:【JAWS-UG】気がつけば四国で登壇してたお話
2回目:[参加レポート]「四国クラウドお遍路 2023 – 四国の外のモノサシを知ってみよう」に参加&登壇してきました
「四国クラウドお遍路 2024 in 高知 - 四国でもIoTやAIなどの最新クラウドサービスを活用してみよう -」
ということで、今回もご縁がありまして、3回目の参加&登壇をさせていただけることになりました…!!!
「「え、もう3年目!?!?」」
このイベントで毎年お会いする方たちとも、時間の流れの早さに驚きあってました。w
時間が経つのってほんと早いですよねぇ…。
では早速ですが、当日の様子をお伝えしていこうと思います!
当日の会場までの様子
今年は「高知県 高知市」
去年は愛媛だったんですが、今年は高知での開催でした。
(自宅から諸々含めて大体5時間ぐらいかかりました…。)
「高知にくるの初めてやわぁー」とテンション上がってたんですが、
よくよく考えたら四国にはこのイベントでしか来れてませんでした。😇
そして路面電車がアンパンマン!!!
(高知はアンパンマンの生みの親、やなせたかしさんのふるさとらしいですね。ヘェ~)
イベント前にちょっとだけ高知を堪能。
たまたまJAWSの友人と遭遇できたので、数名で前夜祭ならぬ当昼祭(?)を開催。
『ひろめ市場』という高知の美味しいもんが集まっていて、朝から呑める最高のエリアがあったので、ここでちょっとだけ腹ごしらえしました!(乾杯)
会場に到着「高知県民文化ホール」
そしてイベント会場へ。
毎日いろんなイベントが開催されている「高知県民文化ホール」
そのうちの一室を貸し切っての開催でした。
そして今回のイベントバナーは全面にカツオ推しでした!!!(オシャレ
登壇レポート
ここからは、登壇者の皆様のレポートをお伝えしていきます。
開会宣言・四国クラウドお遍路について 四国4支部合同
四国4支部のJAWS運営の方による開催宣言。
なんと今年で四国2周目が完了するとのことでした!すごい!!👏
開催&継続していただいて、本当にありがとうございます。
1周目完了後、当然のように2周目が開始されたとのことなので、これは3周目あるな…?🤔
AIで大きくアップデートする既存テクノロジーと、クラウドエンジニアの生きる道 SORACOM MAX(松下)さん
IoTのスペシャリストからのお話で、30分があっという間に感じるぐらい面白かったです!
やっぱりIoTと生成AIの組み合わせって非常に強力で、どちらも欠かせない技術になっていくと思うので、これからもしっかり学んでいくべきだなぁと感じました。
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270(AWS HERO) < 324(金メダリスト) →HEROの方が貴重
(この内容から、後続の登壇者による不等式こすりが始まってしまう…。w -
「十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない(アーサー・C・クラーク氏)」
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「10年経っても変わらないもののほうに僕は興味がある。(ジェフ・ベゾス氏)」
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生成AIは新たなイノベーションの土壌 →既存テクノロジー再発明の機会
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テクノロジー社会変化[IT ->インターネット ->クラウド ->IoT ->インフラ(5G、LPWA)・データ活用(ML、生成AI)]
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作らずに、創る(少ない作業で、大きな価値を創出する)
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"価値は出力に宿る"(アウトプットしようねの意)
Generative AI with AWS アマゾン ウェブ サービス ジャパンソリューションアーキテクト 西田 光彦さん
生成AI盛り盛りセッションでした!
生成AIを事例化している企業の共通点とか、非常に学びになりました。参考に弊社も頑張ります…!
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生成AI 活用をはじめる上での難しさ
- 進化への追従・インフラ・プライバシー/セキュリティ
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Amazon Bedrock Agents
- メモリ実装で、利用者とのやり取りを記憶
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Amazon Bedrock Guardrails
- ハルシネーション検出・個人情報(PII)編集
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Amazon Q BusinessでBedrockのRAGの細かいパラメータを全て包括
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事例化している企業の共通点
- 顧客起点文化
- 小規模チーム
- 頻繁な実験
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Gen U
- 収録ユースケースが多く、実際に運用開始しているものもある
四国のあのイベントの〇〇システムを45日間で構築した話 株式会社ヘプタゴン 立花さん
画像認識の機械学習サービス[Rekognition]を使用して、ランナーの笑顔を切り取ってランキング形式にするシステムを、爆速で開発したお話でした。(凄すぎる
Rekognitionの笑顔の属性を数値化する機能があることは知ってましたが、
「これどこで使うんだ…?」
って思ってました。
こんなに素敵な活用方法があるとは目からウロコだったので、とても興味深かったです。
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270(AWS HERO) < 970(ノーベル賞受賞者)
(不等式こすり始まった。w -
ランナーのゴール地点の笑顔をランキング形式にして一覧化するシステム
- Kinesis Video Stream 映像をストリーム →Lambdaで画像に切り出してS3に保存 →Rekognitionで顔だけを切り抜いて保存 →Rekognitionで笑顔判定
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課題:動画からWeb表示までの遅延(1分以上かかる) →Lambda並列処理で対応
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普段あまり関わることのない現場での仕事を通じて、直接喜びに触れることができた
(弊社でもRekognitionの笑顔判別を試してみたブログがあったので、よければこちらもどうぞ!)
木質ペレット燃料事業 x IoT:現場に生まれた新たな価値 株式会社相愛 須佐美さん
IoTを実際に現場に活用した、参考になりすぎるリアルな事例紹介でした。
人による作業、そのほとんどを削減されており、非常に感動しました。
IoTの活かし方は本当にたくさんあって、"現場"の課題を丸ごと解決し得るパワーをもっているんだなぁと改めて実感しました。
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"現場"に対してIoTの相性が良い
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木質バイオマス事業 →燃料タンクに木質ペレットを配給するもの
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課題1. :燃料残量を目視確認(100台規模…) →配給計画が大変
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課題2. :設備トラブルはお客様からのトリガー →受け身対応になってしまう
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残量をどのセンサーで測るか?
- どの物理量を捉えるか[重さ・配送モーター回転速度・高さの距離]
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設備の異常をどう検知するか?
- 異常時(赤ランプ)の際に、電圧をリレーさせてIoTデバイスに送信
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結果的に、人間による週2回の実地残量確認が不要に(Web画面からの確認のみ)
- 設備点検は能動的な対応が可能に
AWSのIoTサービスを駆使して異常検出デモを作ったお話 株式会社ディーネット 寺井
今回もガッツリ登壇枠(20分)で登壇させていただきました!!
AWS Summitに展示して大盛況だった『異常検出デモ(通称:サブスポPJ)』についてお話しました。
実際に現地で現物を見ていただいた方もいらっしゃったみたいで、めちゃ嬉しかったです😌
ちょうど今回のイベントのテーマにIoTが含められていたので、タイムリーなお話ができて非常に良かったと思います!
SORACOMで実現するIoTのマルチクラウド対応 株式会社オルターブース 木村さん
SORACOMのサービスを用いることでクリーンアーキテクチャに。
(システムにおいて、ビジネスロジックを実装の詳細に依存させない)
SORACOMサービスの良さを感じられる、全く触ったことがない私でも、触ってみようと思えるような、とても上手なセッションだったなぁと感じます。
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10(Soracom MVC) < 270(AWS HERO)
(AWS HEROよりも貴重なもの出てきた。w) -
IoT →モノやコトのデジタル化
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ソフトウェアアーキテクチャ(SOLID原則/クリーンアーキテクチャ)
- 中心となるビジネスロジック 実装の詳細に依存させない(例:DB変わったからプログラム改修必要・・・)
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マイコンでクリーンアーキテクチャ
- CPU/メモリの制限がある
- サービス依存を減らしたい
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SORACOM Beam
- 認証・暗号化・通信 まかなう
- アプリを変えなくて良い
JAWS-UGから学んだコミュニティの成功要因 AWS Japan Community Program Manager 沼口 繁さん
日本のコミュニティ活動(JAWS-UG)は、他国からみてとても活発で、どのように推進しているのか、皆さん気になっているそう。
"活発になったコミュニティの特徴"といったことも挙げていただいて、非常に学びになりました。
社内外問わず、今後のコミュニティ活動の参考にしたいと思います!
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50支部が勉強会を開催
- 開催数は359
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3年ほど前まではAI/ML支部 開催しても人が来なかった →ここ数年で劇的に増えた
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JAWS-UGがなぜ盛り上がるのか
- 共有/共感/継続/拡大
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活発になったコミュニティの特徴
- リーダーの存在
- 複数の運営メンバー(新規・若手の参入=入れ替わり)
- 適切な開催頻度
怒涛のLT駅伝
2つの会場同時並行開催の14名ずつ 計28名のLT…!?
想定より多くのLT申込者が集まったため、せっかくの機会なのでできる限り多くの方にLTをしてもらおうと、この方式を採用されたとのこと。
そして、持ち時間は5分 転換時間無し…(??)。
まるで皆さんアスリートのような動きで、目まぐるしい速度でLTが繰り広げられていきました。w
どのお話も学びにつながる内容で、とても参考になりました!
- AWSアカウントを複数作成・削除すると、クォータ制限に引っかかる(引き上げ不可)
- IAMが侵害された場合、削除せずにポリシーを無効化する("*" deny)
- CodeCatalystでIssueを立て、Amazon Qにアサインが可能(プルリクも自動作成してくれる)
ナドナド…
皆さんの登壇資料は、以下のページにアップロードされておりますので、興味がある方はぜひご覧になってください!
集合写真 + 懇親会
終わった後は集合写真を撮って、懇親会でした。
- 登壇した人同士でフィードバックし合ったり
- 例年お会いする方々と更に交友を深めたり
- 初めましての方と新しく繋がったり
高知を楽しみながら、コミュニティを存分に楽しむ、最高の時間でした…!!
参加の感想と振り返り
非常に有意義な時間を過ごすことができて、とても楽しかったです!
地方で行われるこういった大規模なイベントは、1日で得られるもの(情報や知見、ネットワーキングを通じた新しい繋がり)が本当に多いですね。
移動が大変でも、慣れない土地でも、毎回参加する価値があると強く感じています。
最初のご縁から始まり、今年で3回目の参加となりましたが、繋がりはどんどん広がり、毎年楽しさが増しています。
イベント終了後には、予想通り3周目を示唆するようなお話もあったので、きっと3周目も開催されることでしょう…。
次回参加することで、ついに四国4県踏破を達成できるので、必ず参加したいと思っています!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
(以下のページに当日参加された方たちのポストがまとまってますので、興味がある方はこちらもどうぞ。)
バナー引用元:https://jawsug-sikoku.connpass.com/event/322019/
好きなこと:音楽、猫、お酒、ゲーム、効率化
経歴:音楽専門学校 → テレビ業界AD → 通信回線代理店 → IT関連職業訓練 → 2022.12~ 株式会社ディーネット