OpenVPNを介したFTP接続設定を追加した件2

はじめに

こんにちは テクニカルサポートの安田でございます。

https://blog.denet.co.jp/openvpn-vsftpd/
前回のブログの続きものになります。

概要

OpenVPN接続後にFTP接続を行うと失敗するに対して、
「OpenVPN用」のvsftpd設定を追加することによって解消しましたが、
OS再起動時に新たに追加したvsftpd_loacal.serviceが起動しない
問題が発生しそれを解消したというネタになります。

原因

vsftpd_loacal.serviceと同時に起動するrc-local.serviceの起動処理時間が
vsftpd_loacal.serviceよりも遅いことが原因でございました。

対応策

vsftpd_loacal.serviceのUnitファイルにrc-local.serviceが起動してから、
起動するように設定変更することで問題解消しました。

対応手順

サービス起動順序を確認する

systemd-analyze plot > /var/www/html/unitstart.html


設定変更前
vsftpd_local    → 同時に自動起動 → 起動失敗
rc-local.service  → 同時に自動起動 → 起動中  → 起動成功

サービス起動順序を変更する

vi /etc/systemd/system/vsftpd_local.service
===========================================
[Unit]
Description=Vsftpd ftp local daemon
After=network.target  rc-local.service

[Service]
Type=forking
ExecStart=/usr/sbin/vsftpd /etc/vsftpd/vsftpd.local.conf

[Install]
WantedBy=multi-user.target
===========================================

After=の行にrc-local.serviceを指定することによって、
rc-local.serviceが起動した後にvsftpd_local.serviceが起動するようになる。

設定変更後
vsftpd_local   → まだ起動しない → 起動開始 → 起動成功
rc-local.service → 自動起動    → 起動成功

総括

Unitセクションに関してあまり意識していなかったので、
問題解消までに時間がかかりました。
閲覧頂きありがとうございました。

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