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【小ネタ】Route53のホストゾーンに日本語のドメイン名を登録する方法
こんにちは、運用サービス課の栩野です。
Route53のホストゾーンに日本語のドメイン名を登録したいこと、、、ありますよね?
実は日本語ドメインをそのまま登録しようとすると...
※「ディーネット運用サービス.com」は、2024/9/30の執筆時点では存在しないドメイン名です。
「ドメイン名にサポートされていない文字が含まれています」といった形で怒られ登録できません。
でも、登録する方法あります!
日本語ドメインの登録方法
日本語ドメインをホストゾーンに登録する時は、Punycode(ピュニコード)とやらに日本語を変換すれば登録できます。
Punycodeとはなんぞや...?ですが
日本語ドメイン(国際化ドメイン)を英語表記に変換したコードを「Punycode」と言います。
たとえば、
「日本語.jp」 → 「xn--wgv71a119e.jp」
「www.シーマン.jp」 → 「www.xn--xck1dvc8a.jp」日本語ドメイン(国際化ドメイン)は、Punycodeのルールでエンコードされ英字表記に変換されます。
Punycodeの先頭は必ず「xn--」となります。
「xn--」は国際化ドメインの予約語となり、先頭が「xn--」の英語表記ドメインは取得することが出来ません。
とのことで、日本語ドメインが使える。といってもDNSの世界では英語表記にしか対応していないので、DNS側は日本語がPunycodeに変換された形で登録され、ブラウザ側は裏側でこちらも日本語をPunycodeに変換して通信を行っているようです。
先ほど例に挙げた「ディーネット運用サービス.com」をPunycodeに変換してみると...
「xn--dcktbm2bsi7a3c8we4803q2buc.com」こうなりました。影も形もありません。
ちなみにPunycodeへは、↓のようなサイトを利用して変換できます。
日本語ドメイン変換【punycode変換】
とりあえず、Punycodeに変換した文字列をホストゾーンにそのまま登録してみると、無事登録が出来ました。
名前解決確認
では、最後に本当に日本語ドメインが名前解決できているのか確認します。
下記のサイトで「ディーネット運用サービス.com」でdig実行してみます。
nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】
※ちなみに実際に取得しているドメインではないので、「DNSサーバを指定する場合(任意)」にてホストゾーンのネームサーバーを指定しています。
無事に名前解決できました!
実行したコマンドをみると、Punycodeに変換されてますね。
さいごに
以上、日本語のドメイン名をRoute53のホストゾーンに登録する方法の小ネタでした!
最後までみていただき、ありがとうございました。
運用サービス課 課長
運用・監視の設計から導入まで、運用サービスを担当してます。
運用監視やセキュリティ関連の話題に興味があるので、そのあたりのブログを多めで投稿していきたいと思ってます。
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