皆さんこんにちは。構築担当の川合です。
今回は、Amazon Lightsail の対象OSにCentOS8が追加されていたので触ってみたお話です。
CentOS8 は今年中にサポート終了がアナウンスされていますが、Amazon Lightsailの初期状態はどうなのか?Stream にアップデート出来るのか?等を確認したいと思います。
ちなみに、EC2ではCentOS Stream 8 のパブリックイメージが利用出来ます。
目次
初期状態はどうなのか?
インスタンスを作成する時に指定する事が出来るOSバージョンに記載の通り
CentOS 8.2 がインストールされています。
[root@ip-172-26-11-198 ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.2.2004 (Core)
アップデート出来るのか?
初期状態から何も設定せずにそのまま dnf update を実行してみます。
最新の状態までアップデートすると CentOS 8.4 までアップデートすることが出来ました
[root@ip-172-26-11-198 ~]# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.4.2105
CentOS Stream 8 に移行出来るのか?
では、この状態から CentOS Stream 8 に移行してみます。
手順としては、公式サイトにて案内されている以下の2つのコマンドを実行します。
dnf install swap centos-linux-repos centos-stream-repos
dnf install distro-sync
dnf install swap centos-linux-repos centos-stream-repos
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Package Architecture Version Repository Size
==============================================================================================
Installing:
centos-stream-repos noarch 8-2.el8 extras 19 k
Removing:
centos-linux-repos noarch 8-2.el8 @BaseOS 26 k
Transaction Summary
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Install 1 Package
Remove 1 Package
dnf install distro-sync
多いので、抜粋
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Package Arch Version Repo Size
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Installing:
centos-stream-release noarch 8.5-3.el8 baseos 22 k
replacing centos-linux-release.noarch 8.4-1.2105.el8
kernel x86_64 4.18.0-310.el8 baseos 6.2 M
kernel-core x86_64 4.18.0-310.el8 baseos 36 M
kernel-modules x86_64 4.18.0-310.el8 baseos 28 M
Upgrading:
NetworkManager x86_64 1:1.32.0-0.4.el8 baseos 2.6 M
NetworkManager-libnm x86_64 1:1.32.0-0.4.el8 baseos 1.8 M
NetworkManager-team x86_64 1:1.32.0-0.4.el8 baseos 145 k
NetworkManager-tui x86_64 1:1.32.0-0.4.el8 baseos 331 k
・
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・
Install 4 Packages
Upgrade 122 Packages
Remove 3 Packages
CentOS Stream のリポジトリが追加され、関連するパッケージがアップデートされます。
kernel周りの主要なパッケージもこのタイミングでCentOS Stream に適合するものにアップデートされます。
問題発生
一番最小のインスタンス(メモリ512MB)で検証していたところ
コンソールが突然落ちたり、selinux関連のパッケージのアップデート中にアップデート処理がkillされてしまいました。
試しに1つ上のインスタンス(メモリ1GB)で試すと問題なく完了しました。
色々触ってみたところ、初期状態から以下の作業を実施しておくと問題なく終わりました。
- gdisk を先にインストールしておく。
- selinux を無効化しておく。
何も設定していない初期状態のインスタンスで作業したのが影響しているかと思いますが
最小のインスタンスを利用する場合は頭の片隅にでも置いておいてもらえるとよいかもしれません。
まとめ
少し変な現象を発現してしまいましたが、無事 CentOS Stream 8 に移行することが出来ました。
もう少ししたら、選択出来るOSとしてCentOS Stream が追加されるかな?とは思います。
CentOS 8 でインスタンスを作成した場合でも、CentOS Stream に移行出来るのでサポートは2024年5月末までサポートは引き続き受ける事が出来そうです。
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