先日、AWSソリューションアーキテクト アソシエイトレベルを受験してきました。
なんとか合格できたので、その勉強方法などをご紹介したいと思います。
試験までにやったこと
その1「実際に利用する」
何よりもまず「AWSを実際に使ってみる」ことが一番大切だと思います。
AWSは、1つのサービスだけでも、たくさんの機能があります。
どこをどのように設定するとどうなるのか、自分で色々使ってみて覚えていくのが合格に一番近道だと感じました。
その2「Eラーニング」
APNパートナーになっているとAWS公式のEラーニングを受講できます。(無料です)
エンジニア向け、営業向けなどのコースがあり、それぞれ5つくらいのトレーニングが用意されています。
また、各トレーニングに対応した「評価テスト」を受けることができます。
評価テストとは、各トレーニングの内容を理解度をチェックできる確認テストです。
個人的には、この確認テストが模擬試験代わりにもなり、知識の再整理にもなって、非常に役に立ったと思います。
(※確認テストは、必ずしも最新のリリースに対応していないので、最新の情報で回答すると逆に間違いと判定されることがあります。)
その3「資料・書籍で勉強」
活用資料集
通勤時などに理解を深めたい分野を重点的に「Black Belt」シリーズを読みました。
SlideShareでも公式に公開されているので、スマホにSlideshareのアプリを入れておくと見やすいかと思います。
各資料のSlideshareのページには、活用資料集のページからリンクされています。
書籍
残念ながらAWSの認定資格には、よく書店でみかけるような「試験対策本」というのは存在しません。
また、AWSはサービスのアップデートが早いので、私自身としては書籍で勉強することはあまりしていません。
とは言え、せっかくなので私がよく読む本をご紹介します。
あくまでデザインパターンの紹介のみなので、実際のAWSの操作方法などは載っていません。
改訂版が出ていますので、購入時は注意して下さい。
逆に、操作方法が載っていないからこそ、本を片手に自分なりに実際にシステムを構築していくと、とても勉強になるかと思います。
参考図書
下記の本は出版が比較的新しく、内容も詳しいので勉強の参考になると思います。(2015年12月現在)
ただし、先ほども書きましたが、AWSはアップデートが非常に早いので、最新の書籍でも出版時点で既に古い情報になっていることがよくあります。
その為、実際に使っていると本に書いてあることと違うことがあるので要注意です。
実際にAWSを使うときは、書籍と平行して、常に最新の情報をキャッチアップしておくと「なんでやねん!」とならないと思います。
試験範囲
Amazon側も公開していないので、はっきりとした範囲は分かりませんが、公式ページの記載から推測してみようと思います。
公式ページをよく読むと、「試験の概要」の箇所に「Architecting on AWS」の受講を推奨している記載が見られます。
ということは、このコースの内容から推測することができるのではないかと思います。
コース内容
- グローバルインフラストラクチャ活用
- クラウドへのオンプレミス拡張
- クラウドでのコンピューティング
- ストレージサブシステムの設計
- 分散型環境
- データストアの選択
- ウェブスケールのメディアホスティング設計
- イベント駆動型スケーリング
- コードとしてのインフラストラクチャ
- バッチ処理のオーケストレーション
- 大規模な設計パターンの確認
- 費用を考慮した設計
- 高可用性および災害復旧の計画
この内容から、EC2、AutoScaling、VPC、IAM、RDS、S3、Route53、SQS、SNS、CloudFormationや、その周辺サービスが試験範囲となっているように思います。
模擬試験
本試験の他に、問題数を減らした模擬試験を2000円で受験できます。
私は模擬試験は受けませんでしたが、自宅のPCから受験できるので、ちょうどいい力試しになるのではと思います。
サンプル問題
模擬試験の他に、サンプル問題が公式ページからダウンロードできるようになっています。
知識の再確認の意味も含めて、サンプル問題には目を通しておくことをお勧めします。
受験時の持ち物
認定試験には、身分証明書の提示が必要になります。
2種類必要なので、忘れずに持っていくようにしましょう。
証明書に利用できる条件は、以下の3つです。
- 2種類の身分証明書を用意すること
- 両方に本人の署名が入っていること
- どちらか一方に本人の写真が入っていること
多くの人は、運転免許証、クレジットカード、パスポートのどれか2つになるのかなと思います。
詳細は、公式ページのFAQに書いてありますので、こちらのページも一読されておくとよいと思います。
認定は2年間有効です。次はプロフェッショナル目指して、Let's Architechting!