毎年恒例の米ラスベガスで行われているAWSの一大イベント「re:Invent」ですが、2日目に更に新たなサービスの発表がありました。
またまた、分かっている範囲で、主なものについてその概要をご紹介したいと思います。
Amazon EC2 Container Service (ECS)
【AWS発表】Amazon EC2 Container Service (ECS) - コンテナ管理のAWSサービス
EC2インスタンスとしても、CoreOSは以前から使えていましたが、今回は、Dockerを利用したコンテナ管理サービスが出ました!!
主な特徴
- EC2インスタンスをクラスタとしてDockerコンテナを利用できる
- クラスター管理ツールを使わなくてもよくなる
- ElasticIPやタグ、VPCなども利用できる
- 現在はまだ、プレビューバージョン
Dockerとしての機能とAWSの機能がミックスされて、利便性のあるサービスになっているようですね。
AWS Lambda
【AWS発表】AWS Lambda - クラウド上でのコード実行
AWS上でコードが実行できるサービスです!
主な特徴
- AWS上でアプリケーションをビルドして実行できる
- EC2でサーバを用意する必要はない
- その為、OSやプログラミングの開発環境、実行環境を構築する必要がない
- インフラ環境のスケールや耐障害性、キャパシティのことを気にしなくて良い
- N.Virginia、oregon、Irelandででリミテッドプレビューとして利用可能
EC2 C4インスタンス
【AWS発表】コンピューティングに最適化されたインテルHaswellプロセッサ搭載の新EC2インスタンス
EC2に新しく「c4」インスタンスが追加されました!
主な特徴
- ntel Xeon E5-2666 v3(Haswell)プロセッサがベース
- 2.9GHzのベースクロックで動作し、ターボ時には3.5 GHzに達する
- EBS最適化が標準(追加費用なし!)
- 拡張ネットワーキングを利用
- HVMでの提供
- 価格等は今後、発表予定
モデル | vCPU | メモリ | ネットワークパフォーマンス |
---|---|---|---|
c4.large | 2 | 3.75 GiB | 中 |
c4.xlarge | 4 | 7.5 GiB | 中 |
c4.2xlarge | 8 | 15 GiB | 高 |
c4.4xlarge | 16 | 30 GiB | 高 |
c4.8xlarge | 36 | 60 GiB | 10 ギガビット |
EBSの機能拡張
【AWS発表】さらに大容量で高速なElastic Block Store(EBS)ボリューム
これまでの性能から更にEBSが大幅パワーアップしました!
主な特徴
- General Purpose(SSD)タイプで、最大16TBの容量、最大10,000IOPS
- Provisioned IOPS(SSD)タイプで、最大16TBの容量、最大20,000IOPS
- これまでのEBSに比べて2倍以上の高速化
- 最大スループットは、General Purpose(SSD)では160MB/s、Provisioned IOPS(SSD)では320MB/s
- EBSのストライピング無しで高速化したので、ストライピング構成の複雑なsnapshotの管理が必要なくなった!
- 利用可能時期は、今後発表
その他
この他に先日、以下のようなリリースも有りました。
感想
今回は、「ECS」の発表が衝撃的でした。
また、EBSの高性能化も非常に嬉しいですね。
昨日の発表に続き、AWSでの各種サービスの高速化が図られていて、情報を追いかけるだけでも大変です(笑)
次回の更新予定は、今度こそ12月中旬頃です。