CodeCommitからGitHubへ移行する

前置き

ども、安田です。
普段の開発環境に「Cloud9」、リポジトリ管理に「CodeCommit」を利用していますが、
これらの新規利用が終了するとの悲しい情報がありました。(継続利用はできるみたい)
今回は箸休めとしてCodeCommitからGitHubへの移行手順についてブログ記事としてまとめました。

なお、「Cloud9」や「CodeCommit」の今後や利用に関する詳細は公式をご確認ください。


目次

  1. GitHub側の受け入れ準備
  2. 開発者側の操作(Cloud9)

GitHub側の受け入れ準備

1.1. Gitアカウントを作成する

まず、GitHubでアカウントを作成する必要があります。
以下の手順に従ってアカウントを作成してください。

  1. GitHubの公式サイト(https://github.com)にアクセスします
  2. アカウント作成ページに移動し、必要な情報を入力してアカウントを作成します。
  3. プライベートリポジトリを作成することをお勧めします。
    • 理由: プライベートリポジトリにすることで、
      外部からのアクセスを制限し、セキュリティを確保することができます。
      特に、まだ公開したくないプロジェクトやコードがある場合は、
      プライベートリポジトリが適しています。
  4. GitHubのチュートリアルに従って初期設定を完了させます。

1.2. CodeCommitと同じ名前でリポジトリを作成する

次に、GitHubでCodeCommitと同じ名前のリポジトリを作成します。

  1. GitHubにログインし、右上の「+」アイコンをクリックして「New repository」を選択します。
  2. リポジトリ名にCodeCommitと同じ名前を入力し、プライベートリポジトリに設定します。
  3. 「Create repository」をクリックしてリポジトリを作成します。

1.3. パーソナルアクセストークンの作成

GitHubでパーソナルアクセストークンを作成します。

  1. GitHubにログインし、右上のプロフィールアイコンをクリックして「Settings」を選択します。
  2. 左側のメニューから「Developer settings」を選択し、「Personal access tokens (classic)」をクリックします。
  3. 「Generate new token」をクリックします。
  4. 必要な権限を選択し、トークンに適当な名前を付けて「Generate token」をクリックします。
  5. 生成されたトークンをコピーして保存しておきます。このトークンは後で必要になります。

開発者側の操作(Cloud9)

2.1. CodeCommitの最新のリポジトリをクローンする

Cloud9環境でCodeCommitの最新のリポジトリをクローンします。

git clone https://codecommit::ap-northeast-1://<your-repo-url>
cd <your-repo-directory>

※すでにローカルリポジトリが存在する場合は、このステップは不要です。

2.2. GitHubのリモートリポジトリに追加する

次に、GitHubのリモートリポジトリを追加します。

git remote add origin https://github.com/<your-username>/<your-repo>.git

もし以下のようなエラーが出る場合は、既に「origin」がCodeCommitに設定されているため無効化する必要があります。

error: remote origin already exists.

現在のリモートリポジトリを確認します。

git remote -v

オリジンの無効化

git remote remove origin
git remote -v

これで何も表示されなくなります。

2.3. GitHubにローカルリポジトリをプッシュする

新しいリモートリポジトリを追加し、リポジトリをGitHubにプッシュします。

git remote add origin https://github.com/<your-username>/<your-repo>.git
git branch -M main
git push -u origin main

※Pushする際にGitHubの認証が必要になります。
パーソナルアクセストークンを使って認証を行います。

  • プロンプトが表示されたら、以下のように入力します:
    • Username: GitHubのユーザー名
    • Password: 生成したパーソナルアクセストークン

引っ越し完了

以上でCodeCommitからGitHubへのリポジトリの移行が完了です。
お疲れ様でした!

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