こんにちは、先日JAWS DAYS 2022 Satellitesで、大阪会場へ初参加させていただいたディーネットの山田です。
さて、先日AWS Fargateでコンピューティングとメモリのリソースについて、従来の4倍に拡張可能になったことが発表されました。
ただし、Linuxのみです。
AWS Fargate でコンピューティングとメモリのリソース構成が 4 倍に増加
今までは、4vCPU/30GBが上限であったものが、16vCPU/120GBまで拡張されました。
それに合わせて、タスクサイズを手動で変更する機会があり、手動で変更している記事をあまり見かけなかったので、サクッと記事にしてみました。
目次
はじめに
ECSを利用されている多くの方は、CI/CDでタスクサイズを変更されていると思いますが、今回は手動管理されているものを対象とします。
前提
- ECS Fargate
- AutoScaling構成ではない
- ローリングアップデート方式
- Application Load Balancerでバランシング
変更方法
タスク定義にあるタスクサイズを変更
タスクサイズには、組み合わせ可能なvCPUとメモリ量が決まっているので、デベロッパーガイドを確認して割り当てます。
組み合わせ表
vCPU | メモリ | サポート可能なOS | 注意点 |
---|---|---|---|
256(0.25vCPU) | 512MiB, 1GB, 2GB | Linux | - |
512(0.5vCPU) | 1GB, 2GB, 3GB, 4GB | Linux | - |
1024(1vCPU) | 2GB, 3GB, 4GB, 5GB, 6GB, 7GB, 8GB | Linux,Windows | - |
2048(2vCPU) | 4GB~16GB(1GB刻み) | Linux,Windows | - |
4096(4vCPU) | 8GB~30GB(1GB刻み) | Linux,Windows | - |
8192(8vCPU) | 16GB~60GB(4GB刻み) | Linux | プラットフォームが1.4.0以上である必要がある |
16384(16vCPU) | 32GB~120GB(8GB刻み) | Linux | プラットフォームが1.4.0以上である必要がある |
現在のvCPU/メモリを確認
新しいリビジョンを作成
タスクサイズを変更(変更前)
タスクサイズを変更(変更後)
クラスターのサービスに割り当てているタスク定義を変更
サービスのタスク定義を変更
リビジョンを変更(変更前)
リビジョンを変更(変更後)
デプロイ後はタスクが新たに作成される
新しいタスクが立ち上がる
新旧両方のタスクが起動している
新しいタスクサイズで立ち上がった後、古い方は自動的に終了する
新旧の比較
参考サイト
プロフィール
テクニカルサポートは卒業して、フロントサイドでお客様環境の構築をさせていただいております。
たまに、テクニカルサポートでご対応させていただくことがあるかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。
インフラ系のエンジニアですが、時々休日プログラマー(Python、PHP)をやっております。
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