皆さんこんにちは。
最近はもっぱら構築ではなく、案件自体を担当する事が多くなった川合です。
先日ふとAmazon Web Servicesのブログを見たところ、気になる記事が掲載されていました。
どうやらアナウンス自体は、だいぶ前から行われていたようなのですが全然気にしておらず直前になって気づきました。
2021年7月27日から新試験が開始され旧試験は廃止されるので、どんな所が変わったのか等をざっくり確認してみました。
目次
AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト
元々は、試験時間130分で65問の問題を解く試験でした。
ただ、新試験から試験時間が180分に変更され試験セクションが2つに分割されるような形式に変更されています。
試験時間180分は、プロフェッショナル試験と同じ試験時間です。
一概に試験時間だけで試験の難易度を図れる訳ではありませんが、元々の試験よりかはボリュームが多くなるのかな?という印象です。
1000点 満点中 720点以上で合格というラインには変更はないようです。
ただ、試験の合否はその場で分からなくなりました。試験後に詳細がメールで届いていましたが、その時点でしか合否は分からないようです。
その場で合否が分からないのはモヤモヤしますが、試験ラボの回答が設問のように決まった答えではないのが影響しているのかもしれません。
※試験終了後の開放的な気分が味わえないのは残念です
セクション1
こちらが従来ベースの試験のようです。
択一の選択問題や複数選択の問題で既存の他の試験と同様の内容です。
見直しも今まで通りチェックマークを付けたりして、後から見直せる形かと思います。
ただし変更点としては、セクション2に移動してしまうともうセクション1に戻って見直しは出来なくなるようです。
今までのように試験時間ぎりぎりまで回答を見直して粘るという事が物理的に出来なくなりました。後から間違いに気づいても諦めて回答を進めるしかありません。
セクション2
こちらが新設された試験ラボというセクションです。
どうやらVM上で稼動しているWindowsマシンにログインしていて、AWSのマネジメントコンソールが表示されている状態で始まる?ようです。
※試験途中で試験官の方が来られる訳ではなさそうなので、画面を遷移すると変わるのでしょうか?
※試験用のPCがフリーズしたりしないのか心配だったりしますが...
画面右側に指定のシナリオ?手順?が記載されているので、その内容にそってマネージドコンソールからリソースなどを作成していく形のようです。
この一連の流れが1つではなく、複数ある場合があるようです。
しかも、どうやら実際に試験が開始されないといくつあるのか判明しないようです。
仮に2つのシナリオを実施する場合は、40分前後 セクション2に時間を割り当てる必要があります。
※公式では、1つのシナリオに20分程度用意しておくべきとのこと
ただし、こちらも回答して次のシナリオに進んでしまうと前のシナリオに戻って後から見直しする事は出来ません。回答の時間と見直しの時間を含めて20分であればそれほど余裕がある訳でもなさそうです。
セクション1で時間を使い過ぎてセクション2の時間が足りない場合もありますし、時間を残し過ぎても後戻り出来ないので時間配分が難しい所です。
試験開始直後にセクション毎に使える時間を決めて、その時間内に各セクションを解き終えるつもりで進めるのが効率的かもしれません。
新試験の案内
AWS公式より
・近日公開の AWS 認定
https://aws.amazon.com/jp/certification/coming-soon/
試験ガイドとサンプル問題
・eラーニング ※英語のみ
https://www.aws.training/Details/eLearning?id=77279
サンプル問題には、試験ラボのサンプル問題も載っています。
マネージドコンソール ベースの回答になっているので普段CLIベースで作業していたり、自動化された処理でリソースを作成していたりすると場所が分からなくなって逆に難しいかもしれません。
またUIは頻繁に変わるので、試験前に軽く触っておいた方がいいかと思います。
試験範囲と違い Windows 上のブラウザでアクセスするので、表示されるコンソールは最新の状態なはずです。
※手順的には、コンソールが最新であるか・ないかは関係ないかと思いますが...
まとめ
今までの知識を問う試験ではなく、知識も含め実際の業務にも対応出来ているのか?という部分が問われるように新試験では変更になっています。
こと運用に関しては、知識だけでは難しい部分もあるので
実際にマネージドコンソールを触る方が実際の業務に沿った内容になったと感じています。
※ただし、試験対策という点においては今まで通りの参考書ベースでの対策だけでは難しくなってしまったのも事実です
現時点ではsysopsのみ試験ラボが導入されましたが、今後は他の試験にも導入されるかもしれません。今後どうなっていくのかはちゃんと追っていきたいと思います。
資格の更新の際に、前回受けた試験と大きく変更されている場合がありますので。
プロフィール
サーバ構築周り全般を対応しております。
LINK
クラウドベリージャム:プロフィールページ