ディーネットのよろず請負人の深見です。
矢継ぎ早となりますが、Difyの新バージョン v1.7.0 がリリースされました。今回のアップデートでは、プラグイン機能の大幅な強化を中心に、ワークフローのUX改善、セキュリティ強化、パフォーマンス向上など、多岐にわたる機能追加とバグ修正が実施されています。
本記事では、v1.7.0の主要な変更点と新機能について速報としてご紹介します。
目次
🌟 注目の新機能
プラグイン機能の大幅強化
OAuth 2.0認証サポート
- ツールプラグインがOAuth 2.0認証に正式対応
- APIキーの手動管理が不要となり、サードパーティサービスとの連携がより安全かつ簡単に
- リフレッシュトークンによる長期間の認証セッション維持も実現
自動アップグレード機能
- 設定可能なアップグレードポリシーを導入
- プラグインリポジトリの更新を自動監視
- Dify本体との互換性を保ちながらの自動アップデート
- 問題発生時のロールバック機能も完備
⚡ 機能追加・改善
ワークフロー・UX関連
エージェント機能の強化
- エージェントノードに引用元・帰属表示機能を追加
- 情報の出典を明確化し、より信頼性の高いAIアプリケーション構築が可能
ワークフロー作成の効率化
- 開始ノードやコードノード変数のドラッグ&ドロップ操作に対応
- より直感的で効率的なワークフロー構築を実現
- Opikワークフロートレーススパン名の改善
- ツールチップのUX向上
- 文字数制限処理の最適化
API・セキュリティ強化
認証機能の拡張
- APIキーのクエリパラメータ認証に対応し、認証手段が多様化
- 非推奨プラグインの通知機能を追加、廃止予定プラグインの事前告知を実現
運用・パフォーマンス向上
トラフィック制御の強化
- アプリごとの最大同時リクエスト数設定が可能に
- より柔軟なリソース管理とパフォーマンス調整を実現
可観測性の向上
- OpenTelemetry (OTel) エンドポイントのカスタマイズ対応
- 外部トレースID伝播機能により、システム全体でのトランザクション追跡が可能
フロントエンド最適化
- 動的インポートの導入によるレスポンス性能の向上
その他の機能追加
UI・設定機能の改善
- オーディオ設定UIの追加 - アプリ内音声設定をGUIで簡単カスタマイズ
- 提案質問での変数利用 - より動的で文脈に適した質問生成
- リポジトリ設定画面の改善により、リポジトリ実装がより容易に
バックエンド強化
- RFC 5322準拠のメールバリデーション採用
- バッチ処理・ベクトルインデックスの性能向上
- UUIDv7実装による、SQLおよびPythonでの一意ID管理の精度向上
🐛 主要なバグ修正
- 不要なオプションパラメータ送信の削減による通信最適化
- プラグイン用Dockerのネットワーク問題解決
- プラグインインストール処理の安定化
- モデル・アプリセレクター関連の不具合修正
- セッション管理の信頼性向上
- メタデータおよびファイル処理の最適化
まとめ
Dify v1.7.0は、特にプラグイン機能において大きな進歩を遂げました。OAuth 2.0サポートと自動アップグレード機能により、エンタープライズレベルでの運用がより現実的になったと言えるでしょう。
また、ワークフローのUX改善やパフォーマンス向上により、開発者の生産性向上も期待できます。
参考リンク
詳細なリリースノートは以下をご確認ください:
https://github.com/langgenius/dify/releases